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    【犬が水をよく飲む原因】多飲多尿は病気のサイン?受診の目安|横浜・みなとみらいのALCA Pet Wellness Clinic

    犬が急に水をよく飲むようになったら注意が必要です

    犬が以前より明らかに水を飲むようになった、何度も水皿の前に行く、飲む量が増えた気がする。こうした変化は、飼い主さまが比較的気づきやすい症状の一つです。暑い日や運動後など、一時的に飲水量が増えるのは自然なことですが、季節や環境が変わっていないのに水を飲む量が増えている場合は、体の異常が隠れていることがあります。

    犬の多飲多尿は、単なる癖ではなく、腎臓病、糖尿病、ホルモンの病気、子宮の病気など、治療が必要な疾患のサインであることがあります。

    この記事では、犬が水をよく飲む主な原因、多飲多尿の見分け方、危険な症状、自宅で確認したいポイント、動物病院での検査や治療について解説します。

    犬が水をよく飲む主な原因

    1.暑さや運動後の生理的な増加

    気温が高い日や、たくさん遊んだ日、乾燥しやすい環境では、犬が普段より多く水を飲むことがあります。これは体温調節や水分補給として自然な反応です。ただし、数日以上続く場合や、尿量も大きく増えている場合は、別の原因を考える必要があります。

    2.腎臓病

    中高齢犬で比較的多い原因です。腎臓の働きが低下すると、体の水分や電解質をうまく保てなくなり、水をたくさん飲み、尿も増えることがあります。食欲低下、体重減少、嘔吐、元気がないといった症状を伴うこともあります。

    3.糖尿病

    血糖値が高い状態が続くと、尿中に糖が出て、それに伴って水分もたくさん失われます。その結果、犬はのどの渇きを感じて水をよく飲むようになります。食欲があるのに痩せる、尿量が増える、元気がないなどの変化が見られることがあります。

    4.クッシング症候群

    副腎皮質ホルモンが過剰になる病気で、中高齢犬によく見られます。多飲多尿のほか、お腹がふくらむ、毛が薄くなる、皮膚が弱くなる、食欲が増えるといった特徴が出ることがあります。

    5.子宮蓄膿症

    避妊していないメス犬で注意が必要な病気です。子宮の中に膿がたまる病気で、多飲多尿、元気消失、食欲不振、発熱、陰部からのおりものなどが見られることがあります。命に関わることもあるため、早めの受診が重要です。

    多飲多尿とはどのような状態か

    「水をよく飲む」と感じても、実際には一時的な変化のこともあります。一方で、飼い主さまが見て明らかに増えている場合には、本当に多飲が起きていることも少なくありません。

    目安としては、以前より水皿の減りが早い、トイレの回数が増えた、シートがすぐ重くなる、散歩中のおしっこ回数が増えたなどの変化が参考になります。多飲と多尿はセットで見られることが多く、水をたくさん飲むだけでなく、尿量も増えるのが特徴です。

    具体的には、1日に体重1kgあたり100ml以上、お水を飲む・排尿をする場合は「多飲多尿」とされます。

    例えば、5kgの子が1日に500ml以上お水を飲む場合は、多飲傾向であることが言えます。

    こんな症状があれば早めの受診をおすすめします

    次のような症状がある場合は、早めに動物病院を受診してください。

    ・明らかに飲水量が増えている
    ・尿の量や回数も増えている
    ・食欲が落ちている
    ・逆に食欲はあるのに痩せてきた
    ・嘔吐している
    ・元気がない
    ・毛並みが変わった
    ・お腹が張ってきた
    ・避妊していないメス犬で元気がない

    特に、元気消失や食欲不振を伴う場合は、病気が進行している可能性もあります。

    自宅で確認したいポイント

    家庭では、どのくらい水を飲んでいるのかをできるだけ把握することが大切です。複数頭飼育では難しいこともありますが、可能であれば一頭ずつ飲水量を確認できると理想的です。

    また、尿の回数や量、食欲の変化、体重の変化、嘔吐の有無、薬の服用状況なども記録しておくと受診時に役立ちます。おしっこの色が薄い、シート交換の回数が増えた、夜中に何度もトイレに行くなども重要な情報です。

    動物病院で行う主な検査

    犬の多飲多尿では、原因を調べるために次のような検査を行うことがあります。

    ・身体検査
    ・血液検査
    ・尿検査
    ・レントゲン検査
    ・超音波検査
    ・必要に応じたホルモン検査

    血液検査では、腎臓、肝臓、血糖値、炎症などを確認します。尿検査では尿比重や尿糖、蛋白、感染の有無などを見ます。子宮蓄膿症や内臓の病気が疑われる場合には画像検査も重要です。

    治療方法

    治療は原因に応じて異なります。

    腎臓病であれば内科治療や食事療法を行い、糖尿病であればインスリン治療や食事管理が必要になります。クッシング症候群では内服薬によってホルモン治療を行うことがあります。単に「水をよく飲むから様子を見る」のではなく、原因を見つけて適切に対応することが重要です。

    予防のためにできること

    ・飲水量や尿量の変化に気づく
    ・定期健康診断を受ける
    ・体重や食欲の変化を記録する
    ・避妊していないメス犬は体調変化に注意する

    疾患の早期の段階では、他の症状は全く示さないのに多飲多尿だけが認められることもあります。だからこそ、疾患の早期の段階では、他の症状は全く示さないのに多飲多尿だけが認められることもあります。

    よくある質問

    Q.夏だから水をよく飲むのは普通ですか?

    暑い時期は増えることがありますが、明らかに多い状態が続く場合や尿量も増えている場合は受診をおすすめします。

    Q.おしっこも増えているなら病気の可能性が高いですか?

    はい。多飲と多尿がセットで見られるときは、腎臓やホルモン、糖代謝の病気が隠れていることがあります。

    Q.食欲があるのに痩せてきました。関係ありますか?

    あります。糖尿病やホルモン疾患などで見られることがあります。

    Q.水を飲む量はどのように確認すればいいですか?

    一日に入れた水の量と残った量を確認すると目安になります。難しい場合でも、水皿の減り方や尿量の変化を記録すると役立ちます。

    まとめ

    犬が水をよく飲む原因は、暑さや運動後の自然な変化だけでなく、腎臓病、糖尿病、クッシング症候群、子宮蓄膿症などの病気が関係していることもあります。特に尿量の増加、体重減少、食欲や元気の変化を伴う場合は注意が必要です。

    明らかな多飲多尿がある場合は、早めに受診して原因を確認しましょう。

    気になる方は、ALCA Pet Wellness Clinicでの受診をご検討ください。横浜・みなとみらいエリアで犬の多飲多尿や体調変化が気になる場合は、お気軽にご相談ください。早めの診察が、病気の早期発見と安心につながります。